ホワイト背・座とクローム脚の組み合わせとなる「アリンコチェア」。
ホワイトは明るく洗練された印象を与える人気のカラーです。

「アリンコチェア」は1952年にアルネ・ヤコブセンによりデザインされた楽器のような曲線を持つ繊細で芸術的な外観のチェア。
三次曲線を描く成形合板のシェルは9層（デコ・シルエットは8層）で構成されており、一体型の座面と背もたれを持つ椅子としては世界初のものでした。
この椅子はヤコブセンが自ら設計を手がけたデンマークの製薬会社（ノボノルディスク社）の社員食堂のためにデザインされました。
ヤコブセンはパリのカフェからヒントを得て、簡単に床掃除ができるようスタッキング可能な軽量な椅子を使いたいと考えたのです。
そのエレガントなフォルムに驚くほどの強度と快適さを備えています。

ある時、スウェーデン人のライターが「ブラックのFH3100チェアは、デザインが少し蟻に似ている。きっと蟻と同じくらい働き者だろう。」と感想を綴ったところ、「アリンコチェア」として一躍有名になりました。
3本脚のアリンコチェアは、デンマークの農家特有の凹凸な床でも安定するように設計された素朴な農業用スツールから着想を得ています。
また、1971年からは多種多様なインテリア空間に合うよう、特徴的なデザインを更に発展させた4本脚も定番化しました。

アリンコチェアの成功をきっかけにフリッツ・ハンセンとヤコブセンは、より一層の緊密なコラボレーションをスタートし、セブンチェア（SERIES 7™️）、エッグチェア（EGG™️）、スワンチェア（SWAN™️）など現在も生産されている名作椅子を生み出しました。
このようにアリンコチェアのデビューは近代家具史における重大な分岐点でもあったのです。

4本脚のアリンコチェアはヤコブセンの存命中も限定的に製造されることはありましたが、1971年からスタンダードモデルとしてコレクションに加わり、今に至ります。

メーカーは「Fritz Hansen（フリッツ・ハンセン）」。1872年にデンマークで誕生し、2022年に150周年を迎えた世界的に知られるインテリアデザインブランドです。
フリッツ・ハンセンのコレクションの特徴はユニークなデザイン、比類なきクラフツマンシップ、そして最高のクオリティ。
タイムレスでありながらも時代に合った家具、照明、アクセサリー小物は、美しさと機能性の両方を叶える考え抜かれたディテールを備えています。

※ 当店はフリッツ・ハンセンの国内正規販売店です。並行輸入品・模倣品・類似品は一切販売しておりません。
※ 当店で販売する国内正規品にはメーカー商品保証（保証期間は素材・部品等により異なります）が付いております。
【注】並行輸入品・模倣品・類似品にメーカー商品保証は付きませんのでお気を付けください。

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Arne Jacobsen（アルネ・ヤコブセン）

Year of design：1952 / Fritz Hansen / Made in Poland

Colored Ash (Black) / Chrome / W520 D480 H810 SH430 mm

メーカー商品保証：最長5年保証（素材・部品等により異なる）

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